ダイエット中には必ず踊り場・停滞期がやってきます。
「ずっと変わらない努力をしているのに・・・」
そう思われるでしょう。
それはそれまで行ってきたダイエットの食事量に体が最適化され、少ないエネルギーでも生きられるように適応した結果です。
それでは更に食事を減らさなければならないのか?
食事制限のみで減量をしなければならないのなら、そのとおりです。
そうではなく、このブログで紹介している減量をしている方や、独自に、もしくはトレーナーについて減量している方。
つまりは正攻法の、運動もしっかりしているのに体重が減少しなくなった方は、原因を考えていきましょう。
原因1.食事量に慣れた
食事制限のみに頼ったダイエットを行っていると、すぐにその食事量に体が最適化されてしまいます。速筋群は縮小して燃費の良い遅筋群のみで運動するようになります。
また、他の臓器や脳ですら、その状態で生きられるように活動を変えるそうです。
ですから、食事制限に偏ったダイエットをしている方で、体重減少が止まったのなら、以前より高負荷なトレーニングを心がけるようにしましょう。
もう一つ、大きな理由が有って、食事制限を続けると、糖質を減らした分、実は脂肪分からカロリーを得やすい身体になっています。
ここでもう一度、脂肪分も取りすぎていないか考えてみて下さい。
オリーブオイルやごま油などの植物性脂肪分なら良いのですが、動物性の油は要注意です。
特にバターや生クリームなどはかなり制限する必要があるかもしれません。
原因2.運動量に慣れた
食事制限をあまりせず、運動量で体重減少を狙う方には非常に努力家タイプの方が多いのですが、逆に何かを「我慢する」事が苦手な方が多いです。
毎日10km走っているのに痩せない、と言った方も多く、私もそうですし、多くのトレーニー、ランナーも同じです。
なぜなら、その分をどこかで食べてしまっているからです。
既に高水準の運動量を増やせば、ケガのリスクが付きまといます。
やはり体重を落とそう、脂肪を減らそうと考えたら、食事制限を強化するしかないでしょう。
もう一度、毎食の糖質量とおやつのチェックを厳格にして下さい。
また、それでも太る、という方は筋肉量の減少が考えられます。
下半身を中心とした筋力トレーニングと、プロテインの摂取をしっかりと行って、特に速筋群をしっかり働かせるようにしましょう。
原因3.筋肉量が増えた
この現象は、それまで筋トレなどしたことが無かったが、特にしっかりと筋トレをして、プロテインも摂取している方に起ります。
今までの実体験としてダイエットから3か月後くらいに踊り場に入る方は、このパターンが多いです。
食事制限を強化することで体重自体は減らすことが出来るのですが、ちょっと待ってください!
あなたが「体重減少」だけを考えているのなら、さらなる食事制限が必要ですが、「ダイエットをして美しいからだになる」
のが目的なら、今のままで良いです。
もしも体重が減っていかないのに、ウェストが絞れていたり、バストが上がる、肩が横に張り出してくる、オシリが上がってきた、というのなら、むしろ今のままで継続する事がベストです。
ただの痩せた身体よりも数倍、魅力的な体を手に入れる事が出来ます。
数字に騙されず、今のままの努力を続けて下さい。